Maker Faire Seoul 2026 に向けた準備

成田空港で、雨に濡れた駐機場に止まるティーウェイ航空の機体

Maker Faire Seoul 2026 に出展するため、韓国に行ってきました。ソウルでの展示は2023年から4年連続です。

この記事では出発までの準備を書きます。このあと慶州、展示、帰国の順に続きます。

イベント概要

Maker Faire Seoul は、ソウル市立科学館が主催する、韓国のものづくりの祭典です。2012年に始まり、2019年のあといったん間があいて、2023年から再び開かれています。今年で12回目でした。

電子工作やロボットだけでなく、AI、手工芸、木工、アップサイクル、モビリティ、青少年の発明まで、幅広いジャンルの作り手が作品を持ち寄ります。作った人が自分のブースに立ち、来場者に作品を触ってもらったり、ワークショップを開いたりする場です。個人の出展は無料です。

今年は9月19日(土)・20日(日)の2日間、東大門デザインプラザ(DDP)で開かれました。自分は2023年から毎年出展していて、今年で4回目です。

出展申請

今年のソウルは、9月初めの Maker Faire Tokyo 2026 から2週間後で、その2週間後には NT東京2026 も控えていました(日程は2026年秋の展示予定に書いています)。移動日や観光を挟むと、間隔はさらに詰まります。体力的にきつくなりそうで、今年は見送ることも考えました。

それでも出ることにしたのは、一緒にチームを組んでいる Yuta Kurotaki が「展示しましょう」と声をかけてくれたからです。韓国のクリエイティブの中心である DDP で展示できる機会も、毎年あるわけではありません。

申し込みは2名で、募集の締切日だった7月24日に出しました。チーム名は、2人で Maker Faire に出るときの「PB Make部」です。7月31日に、審査を通ったと連絡が届きました。

持っていくものを絞る

持っていったのは、球体型ロボット omicro Flux と、握ると感触が手のひらに返ってくる触覚デバイスです。9月初めの Maker Faire Tokyo 2026 で出した複合現実アプリ Boundary Blur は、今回は見送りました。

Boundary Blur は床に広い場所が要ります。ところがソウルの展示は、現地に行くまでブースの大きさが読めませんでした。ブースの配置の案内が届いたのも、成田を飛び立ったあとでした。

そのため、三脚とハンドトラッキングセンサー、Mac は置いていきました。説明用の iPad は持っていったので、Boundary Blur の簡易版は見せられるようにしました。

スーツケースは去年と同じ100Lのものですが、中身はだいぶ軽くなりました。韓国便の LCC は受託手荷物が15kgまで付いていることが多いので、その重さに収まるようにしました。

ロボットの再起動を直す

Maker Faire Tokyo 2026 当日編に書いたとおり、東京では2日間とも、ロボットが再起動したり突然止まったりして、来場者をお待たせする場面が何度もありました。

当日編では姿勢制御を疑っていましたが、原因は別のところにありました。無線で受け取った命令を処理する部分が、作業用のメモリーを使い切って溢れていました。出発までの1週間で本体のファームウェアを直し、再起動は起きなくなりました。

行程

遅めの夏休みを兼ねていたので、行ったことのない地域に行きたいと思いました。ソウル周辺や釜山は去年までにかなり見て回っていたので、今回は慶州(キョンジュ)に寄ることにしました。慶州のある慶尚北道は、韓国に16ある広域自治体(日本の都道府県にあたる単位)のうち、5つ目に訪れた地域になりました。

行程は、釜山から入って慶州に寄り、KTX でソウルへ移動して、仁川から帰る形にしました。釜山の金海空港から慶州のバスターミナルまで空港バスが乗り換えなしで走っていて、KTX にも乗ってみたかったからです。

日程はシルバーウィークと重なっていて、帰りを遅らせると飛行機代が高くなりそうでした。そこで展示の翌日の月曜日に帰国することにして、観光は展示の前に回しました。

便

飛行機を予約したのは、Maker Faire Tokyo 2026 が終わったあと、出発の6日前でした。行きは成田から釜山へ飛んでいるティーウェイ航空、帰りは仁川から成田へ、座席の広いエアプレミアにしました。

韓国便は早朝着や深夜着など、極端な時間の便が多いです。行きは多少高くても、着いてすぐしっかり動ける14時ごろ着の便を選びました。帰りも、余裕を持って家に帰れる15時台着の便にしました。

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宿

宿はすべて Agoda で予約しました。展示のない旅行なら海外でもドミトリー(相部屋)に泊まってしまいますが、展示のときはゲストハウスのシングルルームか、ホテルやモーテルにしています。展示中はほぼ寝に帰るだけなので、しっかり眠れて、会場へ移動しやすいところを選びます。湯船のある宿も探しますが、韓国は湯船のないホテルが多いです。

通信

最近は eSIM だけで済ませています。今回は、前に釜山へ行ったときに便利だった Almond の韓国向け eSIM と、楽天モバイルを使いました。どちらも問題なく使えました。

釜山に着いてから慶州を出るまでのことは、慶州編に書きます。